第16期授業(生徒104名)
江良 慶介 先生
株式会社kurkku alternative代表取締役
コットンを生産するには大量の農薬を使用しますが、これが大地を通じて水というかたちで体内に吸収され、やがて健康被害へとつながります。私たちは生活するうえで必要なものを漠然と買っていますが、それがどのような過程を経て手元に届くのか、その背景にあるものを意識していくことが大切です。コットンプロジェクトではオーガニックコットンの普及を促進する方策として認証を受けるまで金銭的なことを含めた支援を行っています。
また、循環型社会を目指すには太陽(日光)のエネルギーを中心とした水や土の循環を行っていくこと。そして「ごみ=資源」であることに意識を変えることが肝要である。
今後の目標としては東京で循環型の社会を構築することです。
飯尾 裕光 先生
㈱りんねしゃ専務取締役 公益社団法人全国愛農会会長
日本は世界でも美味しい食物をつくるための改良技術がトップクラスです。そのため牛の餌についても改良した穀物を与えていますが、牛本来の食生活とは乖離があります。飯尾先生は牛が本来のあるべき姿として基本に飼育しています。
また、日本の里山は動物達との緩衝地帯としての機能を果たしており、その形態(本質)は複雑系で一つの情報をあくまで参考とし、いろんな要因を加味して物事を決める。また、里山から学ぶべきことは、循環性・多様性・多層性であり、自然の循環を壊さないで人間社会を形成する仕組みです。そして、カッパ流持続可能な社会の基本原則は環境的健全性・社会的公平性・経済的適正性・文化的多様性です。
オープンスクール
スポーツアート独創ワークショップ
「動きをつくってあそぶ」
池田 めぐみ先生
YAMAGATA ATHLETE LAB.代表/山形県スポーツ協会スポーツアドバイザー
犬飼 博士先生
ゲーム監督/eスポーツプロデューサー
今回の内容と説明のなかで、以前はつくると言えば物でしたが、昨今の社会状況においては“こと=情報”をつくることに入ります。そして、つくるの中にはひとりでつくる独創とみんなでつくる共創がありますが、今回は場所を体育館に場所を移し独創として自分用の遊びをつくってもらいました。
振り返りとして各自で取り組んだ“ことつくり”をみんなで鑑賞しましたが、各々の特徴が顕著にでており、発想力の高さに驚くとともにみなさんの笑顔が楽しさを表していました。
今回、体を動かすこと、自由な発想で遊ぶことにより、熱中小学校のテーマでもある「もういちど7歳の目で世界を…」を改めて体感しました。
≪イベント≫
4/8:ワインぶどう苗植え
7/8:オープンスクール
9/9:ナイトパーティ
第17授業(生徒95名)
岡原 真弓 先生
オペラシアターこんにゃく座 歌役者
授業では、教室をオペラハウスに見立て「ぶらぁぶらぁ体操」を皮切りにオペラ「ピノキオ」のテーマソングを歌いましたが、劇団では曲からでなく音に捕らわれないよう、どういう内容なのかを想像しながら歌詞から覚えます。
そしてこの歌を自分がどう思って歌うかが大事で、そのためには暗譜で、自分の言葉で、歌いあげます。
それを踏まえ今回は各パーツに分かれ、楽しみながら、体を動かしながら、思わず笑みがこぼれる授業となりました。
浅井 由剛 先生
株式会社カラーコード代表取締役 京都芸術大学准教授
大学卒業後、世界各地で働きながらバックパッカー生活を送るなか、多様な価値観に触れデザインの世界に入る。帰国後、食品雑貨・アパレル業界を経て株式会社カラーコード設立し企業のブランディングを手掛け現在は地域づくり、観光ブランディングを行っている。
浅井先生は小学校でのデッサン授業の帰りに壁新聞の出来栄えを見て、社会に出してみようと思い、コロマガプロジェクトが始まりました。
そこでの約束事は必ずインタビューすること、事前に調べること、文章は自分で書くこと、プロを参加させることなどです。
結果として、この活動をとおして地域のことを良く知ることができ意識に変化が生じました。
これからの目標はこどもの創造性が向上することが分かったのでこの活動を全国に広めることです。
そば打ち体験
高畠町にあるゆうきの里さんさんにて、そば打ち体験を行いました。
実際に自分たちで打った蕎麦を食するということで、いつもと一味違った味わいにみなさん舌鼓を打っていました。