理科:伊部菊雄 先生
G-SHOCK 構造開発担当者
大切な時計が壊れた事がきっかけで「落としても壊れない丈夫な時計」のたった1行の提案書から、G-SHOCK開発がはじまりました。
・斬新なアイディアを出すためには視点を変える
・どんなものを開発するの前になぜ開発するのかを考える。(先生おすすめ!)
・大事なことはユーザーメリット。
・ストーリーづくりからはじまり、より具体的な商品となる。
・人間は「なぜ」と「苦労談」に共感する。
・先生はハッピーストーリーづくりと呼んでいる。
・常識と思っていることを疑う。
・おすすめ手法文字
「アイディアがでるのは考えた時間。能力とは関係ない。」
と話された伊部先生。
生活:冨田さとこ 先生
弁護士
「法テラス」で佐渡市や沖縄で担当された相談者のお話しから、
法律支援は、本当に困った方が前を向いて生きていくために重要な事。
先生の落語風の話から、時折会場からも笑声が聞こえ、
柔らかく身近な弁護士さんの雰囲気からか、
生徒さんから実際に困った具体的な相談が飛び出しました。
.「人生上り坂」という冨田先生。
登り坂は辛いが、少しずつ登っていけば少しずつ景色が開けてくる。
これからも困った方や弱い立場の方の支援を応援します。
先生の寄り添ったお言葉に、
司法が身近なものと感じることができました。
イベント:芋煮会・さつまいも掘り
芋煮やおにぎりなど、芋煮会の準備を行っていただきました。
里芋は熱中畑で採れたもの、ネギやごぼうなどは生徒さまが持ってきてくれました。
高畠熱中で作る芋煮は、置賜で採れたまつたけが入り、
牛肉は米沢牛という豪華な芋煮なんです。
また、今年もさつまいもが豊作でたくさん採れました!
そして、花壇には生徒さまにお持ちいただいた様々な花の球根や
春に咲いていたチューリップの球根を植えていただきました。
みんなでやれば、とても速い!!!!
≪イベント≫
10/1:新ワインぶどう園地整備
12/19:オンラインクリスマス会
第12期授業(生徒102名)
保健室:仙道富士郎 先生
社会医療法人みゆき会 介護老人保健施設 紅寿の里施設長
なぜ新型コロナウイルスがこれほど脅威になったのか。
それは、一般的な風邪と同様に上気道に感染する上に、肺にも感染する事から重篤化リスクがあるという事が大きな要因であるそうです。
今主流のmRNAワクチンの原理と未知の部分についてお話いただくと共に、ワクチンの効能と副作用そしてそれがなぜ起こるのかというお話。
個人個人が感染拡大を止める為に出来る事。
IT技術を駆使した感染対策の可能性がこれからこれからどんどん活用していき、情報共有して、よりよい付き合い方をアップデートしていく事の大事さについて語っていただきました。
社会:兎洞 式場 先生
博報堂ブランドデザイン副代表
「ブランドの本質について」お話いただきました。
兎洞先生のブランド論
「一つ、独自であること」
「二つ、人の心に響くこと」
「三つ、役に立つこと」
この3つが大事にされている。それぞれが実際にブランドを作るにあたってどう機能していくか、実例を交えながら分かり易くお話いただきました。
クリエイティビティを鍛えるにはどうすればいいか?
それは「正解より別解」という発想で問題に取り組む事が、想像力のベースになるのではないでしょうかとお話いただきました。
イベント:熱中キャンプ
共生:飯尾 裕光
特別授業「グラスフェッドビーフとひねどりを食す会」では
骨付き肉をその場で解体し、火を入れる贅沢な会になりました。
また、ひねどりはその場で絞め、そのお肉を使ったカレーも振舞われました。
今の時代、お肉はスーパーなどで容易に手に入る「食材」ですが、「生き物」から「食べもの」に変化するプロセスを目の当たりにすることで、「命を頂く」という実感がより深まる授業になりました。
カレーは残すことなく完食。
解体した牛骨はスープのダシにし、余すことなく頂きました。
会場にはテントサウナを設置。大好評で皆さん良い感じに整っていました。次の日の早朝からサウナで整う猛者の方も…
≪イベント≫
9/19-20:熱中キャンプ
第13期授業(生徒95名)
桑折 敦子 先生
料理家・フードプランナー・栄養士
「好きなこと、やりたいことを仕事にする」
スープストックトーキョーのメニュー開発や、同社の飲食業全般の商品開発に携わりました。
現在は独立しフードプランナーとして飲食店のメニュー開発等に携わるとともにツアーなどを企画し自分の好きなことを仕事とし、遊ぶように仕事をしています。
やりたいことがあればいい続けることが大切であること。それがやがて現実になる。
一日の大半は仕事をしていることを考慮すると、どうせなら好きを仕事に、その仕事に価値を見出ことに注力したそうです。
稲見 昌彦 先生
東京大学先端科学技術研究センター 身体情報学分野教授 博士(工学)
JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト 研究総括
稲見先生が研究総括する自在化身体プロジェクトは
①感覚の強化(超感覚) ②物理身体の強化(超身体) ③心と体を分離して設計(幽体離脱・変身) ④分身 ⑤合体 の五つです。
ある余命わずかな科学者がAIで自分の分身を作ったそうです。顔の表情や声色などが変化するリアルな映像を作成し映写していたのですが、見た人は映像上の科学者をあくまで分身として捉えるではなく、科学者本人として見てしまう傾向にありました。このことから実際の身体とは何かということを考えさせられるとともに、AIを屈指すれば科学者の死後も分身が存在できるのではとの感覚が生まれました。それでは心はどこに存在するのか、先人は状況に応じて体を使って表現していました。
身体とは、身=中身、体=殻(カラ)だ という説があり「身体」とは中身と外側が一緒になった状態ともいえるそうです。
イベント:忘年会
名前ビンゴというちょっと面白い催しを行いましたがみなさん積極的にいろんな人と会話していたのが印象的でした。
山田玲子先生特製料理や宮原先生の笛や豪華景品を獲得できるビンゴ大会など大変盛り上がるないようでした。
≪イベント≫
12/11:忘年会
第14期授業(生徒99名)
米本 智昭 先生
東峯山観音寺住職
東日本大震災の辛い経験をきっかけに臨床宗教師が生まれました。そこは、行方不明な方の無事や亡くなった方のご冥福を祈りを求められた現場だったからです。
臨床宗教師には、布教、伝道を目的としない、病人の心に寄り添う、人を見つめる多様な視点が必要です。また、スピリチュアルケアとは、その人の世界観に入っていくとともに、相手を先生、自分を生徒に置き換え話をよく聞く。そして、一人ひとりの小さな物語を大切しなければいけません。人の死は医療的な出
黒木 あるじ 先生
怪談作家・小説家
高畠の怪談
東北芸術工科大学時代に民俗学を学ぶなかで、地元の人が不思議なことを日常のことのように話しているのを聞き、その内容を深堀していくことで埋もれていた鉱脈(怪談話)が発掘されていきます。また、図書館は怪談の宝庫で、郷土史コーナーなどはゾクッとするような伝説が満載です。そして、高畠の伝説の特徴として、怪談の中でもオチが付かず、妙なリアリティーがあり、定型の方にはまっていない話が多いと同時に怪談というよりも一つのエピソードとして語られていることが面白いと言えます。みなさんも、こわい話や不思議な話を探すとともに次の世代へ受け継いでください。
≪イベント≫
9/3:高畠熱中小学校 7周年記念講演会
9/18:高畠熱中万博
第15期授業
加藤 丈晴 先生
羽黒山伏先達、大聖坊山伏修行先達、
株式会社めぐるん代表取締役、山形県地球温暖化防止活動推進員
ライフミッション「幸せで持続可能な家族・地域づくり」をテーマに活動すると共に、出羽三山を中心に訪日外国人向けの体験事業Yamabushidoプロジェクトに取り組んでいます。
出羽三山は羽黒山(現在)、月山(過去)、湯殿山(未来)からなり、山伏の修行に於いて大切なことは、何も聞かず言われたことに対して“うけたもう”の言葉しか返してはならず、修行中は相手の名前も知らない中で行うことです。白装束は死装束を表し、それを纏ったうえで亡くなった人の魂を想定し山に登り浄化し、生まれ変わるそうです。また、ミッションとして幸せで持続可能な家族・地域づくりを遂行するため、国際認証の仕組みである世界持続可能観光協議会(GSTC)を利用し、観光を通じて地域を持続可能にする取組をしています。なお、SDGsとの違いはマネージメントし状況を把握・管理しているかだそうです。
上林 功 先生
㈱スポーツファシリティ研究所代表取締役
「スタジアム進化論 ~多機能複合化、共創、土着への回帰~」と題して、スタジアムの設計にまつわる感動や難しさのお話、現在各地のスタジアムでも導入されている共創的なアプローチ、最期には熱中運動会のお話も交えて土着の(ヴァナギュラ)スポーツの可能性についてお話いただきましたが、作りたいときに作って遊べるそんな場所がみんなの身近にいいよねなんて話になりました。
生徒企画「寒ダラ汁を食べる会」
「どんがら(寒鱈)汁って何だろう?」って話になり、「それでは作ってみよう!」ということで、生徒企画としてみんなでどんがら(寒鱈)汁を作りました。肝や白子の甘みやコクが引き出されており、初めて食しましたがあまりの美味しさに感動さえ覚えました。郷土料理というのはその地で生き続ける素晴らしいものだと改めて感じました。