【協力隊の高畠トライアル】高畠雪中レクリエーション開催&企画ができるまで
- 高畠熱中小学校事務局
- 17 時間前
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こんにちは!高畠町地域おこし協力隊の

松原由侑(まつばらゆう)です。
花粉が飛び交うこの頃、マスクが手放せない季節になってきました。
外はすっかり春ですが、今年2月に開催した雪遊び企画の振り返りを投稿します。(色々とバタバタしてましたが、ようやくまとめ終わりましたので(^^;)
ご参加された皆様には、あのときのことを思い返しながらお読みいただけたらと思います。
冬真っ盛りの高畠らしい企画となりました!
~開催に至った経緯~
高畠熱中小学校では月に2回、社会人を対象に様々な授業が行われています。
宇宙開発、繊維会社、農家、雑誌の編集者、ビール製造などなど様々のジャンルの先生方に講義に来ていただくほか、書初めや料理教室、ダンスなどの実際に自分が動くアクティブな内容まで幅広く授業を行っています。
その授業の一つとして、今期は雪遊びをやろうということが決まり、
12月も半ばを過ぎた頃、雪遊び企画をやらないかと私へ打診がありました。
というのは、私が自主活動として「レクリエーション×デイキャンプ(通称レクキャン)」を何度か開催していて、遊びや交流企画に特化したことに取り組んでいたからだと思います。
写真はこれまで開催したレクキャンの様子。
雪に関わる企画といえば、姉妹校のとかち熱中では毎年雪中運動会を開催しているとのこと。
そんなわけで、今回は雪中運動会を運営している皆さんと一緒に授業をつくろうということに。
大人対象の雪遊びか…うーん、何しようかなぁ。
高畠でもできること、高畠で楽しめること。
さてさて、どんな授業になったのでしょうか?
~高畠雪中レクリエーション、開幕~
2月7日。高畠熱中小学校のグラウンドで、大人たちを中心とした雪上レクリエーション企画を授業の一環として開催しました。
その前に、まずはコンディショニングで体を整えるところから。
高畠熱中小学校ではお馴染みのYAMAGATA Athlete Laboの池田めぐみ先生のご指導のもと、体をしっかり動かしていきます。
ボールを使って、ゴム紐を使って、この後にやるレクに応用できそうな動きも。
正しく体を動かすことで、今の自分が不調を感じている部分に正しくアプローチ。少しずつちゃんと改善していく。
こういう場で覚えたストレッチを継続して日常に取り込んでいくのが大切ですね。
~雪積もるグラウンドで、レク開始!~
身体が整ったら防寒対策をしっかりして外へ。
今回の雪中レクには、高畠熱中小学校の生徒さんやそのご家族、池田先生経由でご参加くださっているご家族、そして、4名のとかち熱中小学校の生徒の皆さんの総勢30名ほどが集まりました。

開会式では、去年よりとかち雪中運動会の運営委員長をしているみよちゃんこと川俣美陽子さんにご挨拶をいただきました。
青チームと赤チームに分かれて4つの種目を行います。
今回、頑張った方、素晴らしい活躍をした方には特別な景品もご用意しています。
さあ、みんなで盛り上がっていくぞ!
怪我に注意しながら無理なく全力で遊び尽くすぞー!おー!
〈スノータワーづくり〉
まずは、とかち熱中運動会でも大盛り上がりな企画を高畠で。
雪の塊を積み上げ、高さを競います。制限時間内により高く積んだチームが勝利。
みんなで手分けして、あっちこっちから雪の塊を集めて土台づくり。
残り45秒を切ったころ。
青チーム、着々と上に積み上げていっています。
赤チーム、そこそこ積み上がってきたところで…タワーが崩れてしまいました。
大変です、急ピッチで雪を乗せていきます。
試合終了。
勝ったのは青チーム。1m50㎝越えの背の高いタワーができました。
やはり経験値あるとかちメンバーがたくさんいたからでしょうか。
一方の赤チーム、バケツを重ね、コーンを重ね、帽子も重ね…高さをマシマシ。
雪が足りないからって他の物で高さを出すのはやめてください。(笑)
続いて
〈二人三脚おやつ食い競争〉
ぶどうの入ったザルを抱えながら2人1組でさきほど作ったタワーを一周。
戻ってくるとき、パンではなくおやつをくわえてゴールします。
実は今回、会場の雪は除雪せずそのままにしました。
歩くと20㎝くらい沈んでしまうような足元が不安定なグラウンドを会場にするのも競技をおもしろくするのではという声もあり、あえてボコボコザクザクな状態にしてあります。

足を競技用の二人三脚テープで固定し、肩を組んでタワー目指して走り出します。
ずぼ…ずぼ…
ただでさえ歩きづらい中、ザルに入ったぶどうに気を使いながら、一歩一歩。
速さを出そうと思えば思うほど息が上がります。


先ほどつくったスノータワーをまわって、おやつぶら下がりゾーン。
2人一緒に上を見上げて口を開いて……ぱく。
小さい子にはちょっと棒を低めに。
先にゴールインしたのは、赤チーム!
雪にハマってぶどうを落としたり、転んだり、おやつが風で揺れてなかなか食いつけなかったり…。
ペアによってどこでタイムロスがあるかわからないゲームとなりました。
おやつ食いが終了したところで、休憩タイム。
焚き火の上でつるしていた鍋の中では、すっかり茶色く染まったこんにゃくから湯気が立っていました。味がしみしみな、体に沁みるあったかいおやつをいただきます。
うーん、美味しい!玉こんにゃくサイコー!
まだレクの途中ですが、ここでみんな一緒にパシャリ。
〈大根掘り〉
休憩が終わったら、小さいシャベルを持って雪の上を掘り掘り。
大根探し、スタートです。
……が、雪が深すぎて、大根の埋まる土まで全然辿り着かない展開に。
いつまで経っても出て来そうにないということで、大きいシャベルに持ち替えて、
みんなで行方不明な大根の大捜索開始。
まるで遺跡発掘調査のごとく全身汗だく泥だらけになりながら(笑)、
えっさほいさと掘って掘って掘りまくり……
ついに大根が姿を現しました…!
やったああ、あったぁ!!大根~~!
もはや見つかればラッキーなすごいお宝化していて、見つけたときの喜びは一入です。

そんなこんなで大根はなんとか5本、収穫できました。
制限時間内により多く掘り出したチームの勝ちというルールで行い、勝ったのは赤チーム。
本当はすべて掘り出されるはずが時間もなく出せず終いとなったため、あと5本の大根はしばらく土の中で眠ることになりました。(笑)

いやあ、思っていた以上に雪が降ってしまい…
2年目になる高畠の冬、ちょっとナメていました(´・ω・`)(笑)
事前に試しにやってみることも含めて改善の余地ありですね。
それにしても…
雪と土が混ざり合う畑が現場の荒々しさと大変さを物語っていて、見ているだけで笑いが込み上げてきてしまいますね(笑)
最後の種目…
〈綱引き〉
こちらもまた、とかち雪中運動会の名物だそうですが、通常、陸の上でやる競技を雪の上でやるなんて…本当にできるのかという気がしますよね。
さあ、赤チームと青チーム、綱の両端を握りしめ…
運命の一本勝負。
いざ、よーい…どんっ!
お互い一斉に引っ張りあいます。
なかなか踏ん張りの効かない滑りやすい地面に重心を寄せて…ぐぬぬぬぬ…
終了―!
勝ったのは…青チーム!イエーイ!
苦しい一戦を制し、両手を挙げていたところ…
赤チームが突然の土下座。
「もう一回やらせてください!」
「お願いします!」

なんと、頭を下げて泣きの一回を青チームに申し出ました。
どうする?やる?
青チームは検討する素振りを見せたのち、もう一試合を引き受けてくれることに。
ここまでの試合の勝敗を数えると、赤青ともに2勝2敗という結果で、実は引き分けの状態でした。
しかし!ここで2回戦目を行うことで明らかに勝敗がつくことになりました。
これぞまさに運命の一戦です。
よーい…どんっ!
再び、綱が左右に揺れ始めました。両者一歩も譲らない譲れない戦い。
赤チーム、申し出たからには絶対に負けられない負けたくない、この試合。
ふんぬ、ぬぬぬぬ…
3,2,1…0!
勝ったのは…青チーム!
またまた勝利―!

お互いにあまりにも疲れすぎて、少しの間、地面から動けないままの人も…
ただでさえ疲れる綱引きを皆さん全力でやり切ったようです。
(まあ、だいたいこういうときって、申し出た側が負けがちですよね…)
以上で、予定していたすべてのレクリエーションが終了しました。
~皆さま、ご参加いただきありがとうございました!~
最後は閉会式。
まずは合計点数の発表から。
赤チーム19点、
そして、青チーム21点…
優勝は…青チームっ!!
青チームはみんな手を挙げて、万歳。ハイタッチで仲間と喜び合いました。

各々のレクでは勝つと5点、負けると3点が入ることになっており、最後の綱引きで青チームが引き分けから脱出。優勝を手にしました。
そして忘れてはならないのが各賞の発表です。
活躍していたと思う方をとかちメンバーやチームリーダー、そして私から選出させていただきました。
景品には、とかち熱中小学校から送っていただいたコーンスープやうどん、昆布など、とかちならではの北海道、十勝ならではの景品が盛沢山。
そしてMVPに輝くと、なんと…とかちワインセットが!
これは豪華すぎる…
また、参加者全員にとかちTシャツやポテチを配布。
そのほかとかちに関わる品々もたくさんご用意いただきました。
そしてそして!
お昼にはイノシシ汁と、掘り立ての大根をそのままいただきました!
食べごたえのあるシシ肉と、甘くていくらでも食べられそうな大根、そして塩むすびで、遊び疲れた体に沁みて美味しかったです。
素敵な景品、何より、
はるばる十勝から高畠へ遊びに来てくださったとかちの皆さんをはじめ、
いつも通ってくださっている生徒の皆さん、
そしてアスリートラボ経由でお越しくださった皆さん、
ともにレクを楽しみ、笑顔溢れる時間を本当にありがとうございました。
(大根掘りは予想よりはるかに過酷で笑顔より疲労が目立ってましたが(汗笑))
普段、大人の学び舎にはいない子どもたちがいて、
なんともパワフルなとかちの女性陣がいて…
いつも以上に元気いっぱい賑やかな高畠熱中企画をつくってくださったこと、とても嬉しく思っています。
ここで過ごした時間が皆様にとって、よき時間となっていましたら幸いです。
ではまた熱中小学校で、はたまた、まっつー(私)の企画でお会いしましょう。
ありがとうございましたー!
高畠を楽しんで帰ってもらえれば何よりです。
~考えをカタチにするまで【運営を振り返って】~
実は企画を実行するために、とかち熱中運動会訪問のみならず、運動会を運営している皆さんと事前に打合せもしていました。
12月下旬、オンラインで顔合わせをして、午前から昼すぎにかけて授業をすることが決まり、1月中旬にはこちらで予定しているレクのイメージを文章や言葉で共有。それからおおよそ実施内容を決め、2月1日にとかち雪中運動会で実際の種目を体験。
そうして、当日を迎えたのでした。

当初、スノータワーではなく雪だるまをつくって、雪だるまの高さを競うものにしようという話で進んでいましたが、そうすると横幅が全然ないものになるのではという声もあり、規定を設けるかなど考えた末、とかちのスノータワーを少しゆるめにしたものを実施することに。
また、おやつ食い二人三脚は、最初はスノーシューを2足固定したものを2人で履いて

走ってパン食いすることを考えていたものの、損壊の恐れや安全面を考慮しスノーシューをやめ、予算や準備の都合上お菓子へ変更しました。
そうして大枠も固まってきた3、4日前になって、もっと面白い遊びはできるのではないかと思い、雪玉を投げて入った籠の重さをはかる遊びにするという代替案などいろいろ考えたものの、準備まで日数もなく、最終的には当初の予定通り実施することにしたのでした。
背景にはこのように悩みつつ進んだ場面も多々ありました。
それでも、開催に向かって限られた時間の中で、自分も参加いただく人みんなにも楽しんでもらえる企画をつくるということ。
自主企画ではないため自分に完全に采配が委ねられているわけではないこと、
また、みんなで一緒に準備をして講師の方がいる授業をつくるということに少し気を張っていた自分もいたのかもしれませんが、
そういったこともあいまって、今回はなんだかつくることの難しさを場面場面で感じていました。個人的にはもっとユニークなこともできたのでは、と思ったり。
ただ、高畠熱中小学校の生徒の皆さんには、楽しかったよー!と言っていただけたので、よかったのかなと思いました。
突然おやつ&コーヒータイムが始まったり、地獄の大根掘りが始まったりと予想外の展開も勃発していたのですが(笑)、

こういうことも含めて高畠熱中っぽいと言えばそうかなという気もしていて(笑)
これはこれでよい時間だったのではないでしょうか。
…私的にはですが、雪と土しか映ってない写真を見返す度に笑いが込み上げてくる企画なんてめったにないでしょうから、大根掘りが一周まわって一番よかったのではと思っているのですが、そんなことを言うと睨まれるかもしれませんから黙っておくことにしましょう。ええ。
終わるまで緊張感が先行してしまっていて、自分はあんまり楽しむような心のゆとりはなかったかも、とは思っているので
やっぱり大事なことは自分が楽しいものをもっと楽な気持ちでつくることだなとしみじみ思った松原なのでした。

~【前日談】雪中運動会めがけて十勝へ!とかち熱中小学校に潜入~
先述した、高畠熱中小の雪遊び授業実施日は2月7日。
その一週間前、姉妹校の北海道とかち熱中小学校では雪中運動会というものを実施するということで、雪遊び企画をやるなら参考に行って来てはどうかと提案を受けた私は……
運動会開催2日前、21時30分も過ぎた頃、帯広入り。
夜の帯広、寒すぎるぅぅ。
車のヘッドライトに反射して地面が光る。歩道がつるっつるなのがよくわかりますね。
実施1週間前ってほぼほぼ考える時間ないんじゃ…と思いつつ、まあ、遊ぶことは学ぶことだもんね!楽しもっ!
…というわけで、実は はるばる高畠から十勝まで運動会を体験しに行ってきました。仕事として出張。
とかち雪中運動会は、今回、高畠の雪中レクリエーションで実施したスノータワーや綱引きのほか、走りながら途中でサイコロを転がし出た目の分だけジャンプしてからまた走る大玉転がしや子供向けに宝探しがありました。

参加総数は100名越えだそうで、1チーム20数名で4チームに分かれて競技を実施するので、動きがダイナミックというか、一つの競技を作りあげる空気感にとても大きなものを感じます。
大型トラックを使ったステージがあり、そこには全体を進行する司会者がいて、会場わきには物品や軽食の販売などのブースが並んでいて休憩時間にはお腹もしっかり満たせるようになっていました。
私も休憩時にはフライドポテトを食べ、ピーナッツクリームを購入。お昼ご飯には名産 芽室ピーナッツを使ったおいなりさんを予約しました。(北海道に行ってから食べてばっかり(笑))
進行も会場も、全体的に最後まで飽きずに過ごせる、時間に無駄のない構成になっていて、気づけばあっという間に運動会は進んでいきました。
誰彼問わず交流し合う場になっており、とかち熱中小学校は開かれた学校という印象を受け、町民をはじめ人々にとって熱中小は身近な存在で、町によい刺激を与える側面を持っているように思いました。
雪だけでも大人たちがこんなに全力になれることって創れるんだなと身近なものの可能性を改めて掘り下げたいなと思う時間に。
今回は、運動会が主な目的でしたが、その前日は授業があるということでそちらにも参加させていただきました。
然別湖コタンの運営に関わったのち、様々な昆虫や動物、植物に触れながら自然の中で暮らし生きる体験を子供たちに提供している崎野隆一郎先生。それから、神崎亮平先生がご登壇されました。
神崎先生には高畠でも授業いただいているので、カイコガなどの昆虫の能力についてお話を伺うのは2回目ですが、先生が研究に励みブラッシュアップし続けているせいか、話は同じようでいて異なり、新鮮な気持ちで聴くことができました。

やはり何かに日々熱中している人っていうのは、どんどん人を魅了するものですね。
時間をかけて、ひたむきに向き合い続けること。それが人の成長に、確かな成果につながっていく。そういう姿勢、眼差しの大切さをひしと感じ、考えさせられる授業でした。
それから、授業を受ける中で感じたことは、高畠は小学校の旧校舎で小さな教室に収まっているからか、全体的に和気あいあいと賑やかしい感じがあるけども、とかちは大学で授業をしているからか、生徒同士の授業の合間のやり取りや会話の様子にどこか大学生っぽさを感じるということ。
環境によってそこにいる人の雰囲気は変わってくるのかもしれないですね。
懇親会では北海道、十勝ならではのこの時期が美味しい食材もりもりの料理の数々を食べ、すっかりお腹いっぱいに。もっといろいろ飲んだり食べたりしたいのに…もう入らない…(←本当に限界まで食べた)
懇親会では十勝の生徒さんとも交流。この日は午前中、蕎麦打ちがあり、そちらにも参加させていただいたのですが、そこでも地元の方々ともお話しました。(打った蕎麦は懇親会で美味しくいただきました)
普段とは違う環境の熱中小学校に行くのもなかなか面白いなあと、運動会前からすでに新鮮な空気に包まれた私でした。
以上、十勝滞在の振り返りでした!
ではでは、次回の高畠トライアルもお楽しみに~☆彡
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ご興味があるという方、ぜひご一緒しましょう。
よろしくお願いします(^^)/







































































































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